成長産業へ期待される陸上養殖
近年、海面温度上昇や漁獲量の増大などにより、日本近海では漁業生産量が低下しつつあります。世界的にも漁獲生産量は1985年頃から天然魚の漁獲量は横ばいなのが現状。水産資源の減少による食糧危機感は高まっており、安定した水産資源を提供できる養殖業、なかでも陸地にいけすを設置する陸上養殖への期待が高まっています。
陸上のあらゆる場所に広げられる
天然魚類の供給不足を補うために、1990年頃から養殖事業が急増。しかし、海面養殖に適した環境は限られており、それらが埋め尽くされた後の問題への対処は急務でした。そこに登場した陸上養殖は国としても期待が大きく、近年技術的な進化によってさまざまな場所・広さへの対応も可能になり、これまで漁業のノウハウがなかった事業者にも参入しやすくなっています。
環境に優しく水効率に優れた「閉鎖循環式」
なかでも生簀の水をろ過しながら循環させる「閉鎖循環式」の陸上養殖は、水があればどこでも場所を選ばず、水温を保つ際の熱効率が高く、水質管理がしやすいことに加えて、汚れた水を海水に返す「かけ流し式」と比較すると環境負荷も少ないため食資源の救世主として注目が集まっています。
安心安全、高付加価値な養殖事業を支援します
将来的な水資源の不足、食糧危機、環境問題への対応策として期待される陸上養殖事業は、政府の積極的な後押しもあり、今後ますます注目が高まります。当社では、より生産効率が高く、水質管理とコントロールにより、より安心安全で高付加価値な養殖物の生産を支援してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。
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